授業終了

我ながら反論のやり方が大人気なくて下品だと思うが、まあ売られた喧嘩だし仕方ないだろう。もうちょっと、普段から隙の無い文章を書いたほうが舐められなくなるんでしょうね、きっと。読者にとっては多少揉めてるくらいのほうが面白いかもしれないが、やってるほうは面倒臭くて仕方ない。
今日で授業が完全に終わった。今後はしばらく図書館に通って、そのあとはさてどこに旅行に行くか、そればかり考えてる。中国の神道研究状況は調べてなかったし、ちょっとやってみるか。期待して無かったけれど、それなりに研究書は出てるんだよな。
学食で食事をしていたら、いきなり斜め後ろから液体が飛んで来ておれのズボンに小さな染みを作った。瞬間的に頭に血が上って、その勢いで後ろを見たら中学生くらいの女の子がトレーを持って立っている。彼女が「対不起」と言って心底すまなそうにしているのを見たら、脳裏に浮かんだいくつかの罵倒語も消えてしまった。さすがにこの年齢相手に使うわけにはいかない。
こっちの授業は、すくなくともおれが日本で受けていた授業よりも雰囲気がいい。大学以上の授業ともなれば、その授業の方向性は教師の個性によって九割がた決まるものだが、それにしてもおれが参加した授業の老師はそろって人格者だったし、学生が意見を述べやすい環境を常に提供してくれた。同じ授業に出ていた韓国人留学生から聞いたのだが、とある教授は学生と一緒にタバコを吸いながら授業をやるそうだ。彼によれば、学生が老師にタバコを投げ渡している場面すらあったという。おれの日本での先生も授業中に喫煙はするが、学生で一緒になって吸う奴は一人もいない。いくら「煙酒不分家」の国とはいえ、すさまじい授業である。日本でもこのくらいやってくれると、喫煙者のおれとしてはありがたいのだが。