春節

いや、昨夜の花火はすごかった。頤和園から円明園のあたりまで、あちこちから花火があがってて凄まじかった。これを見ただけでも春節に北京にいて良かったと思った。惜しむらくはビルが邪魔だったが、それでもあれは壮観だった。
もっとも、爆竹の音がしないのはいささか寂しい気がする。天津はすごかったようだが、北京ではまったく爆竹の音が聞こえない。いつごろから中国の正月に爆竹を鳴らすようになったのかは知らないが、すくなくとも北宋のころには確実にそういう習慣ができている。けっこう長いことやってきていた習慣だ。それをやめるとは、無粋なものだ。
普通は春節は家の中で過ごすと聞いていたのだが、実際に街中まで行ってみるとけっこうみんな外出してる。店は閉まってるところも多いが、食堂のたぐいは営業しているところも多かった。中国にも初詣に似た習慣があるそうだ。おれも近日中にどこかの寺か廟に行ってこよう。また日本から一人、遊びに来るし。
明日の夜には、おれの彼女がやって来る。普通に出勤して仕事して、それからおれの新PCを引きずって北京まで。あい変らずタフだよなぁ。あ、PCの代金はちゃんと自分で払ってますよ、ほんとに。