春節も終わりが近い

今年の初一(旧正月)は二月九日だったから、もうすぐ春節も終わる。会社によってはもう休みが終わったところも多いだろう。普通は一週間から十日程度の休みになる。
学食が休みになったり黒車がいなくなったりと、不便なこともいろいろあったけど、九日を迎えた直後の花火は本当に良かった。自分の視界前方六十度くらいのはばの間、どこを見ても花火が上がっていたのだ。距離がけっこうあったのは残念だが、それは前に書いた禁止令のせいだろう。北京の場合、北京を囲む五番目の環状道路、五環以内は花火と爆竹が禁止されている。実際にはゲリラ的に市内で決行する人間も多かったけれど、量がまとまっていない爆竹など爆竹じゃない、なんて威勢のいいことを言ってみたけれど、至近距離だと本気で危ないらしい。
あと、新年らしいお祭りや行事をやってるところを見られたのもうれしい。こういうものを見るために北京に残ったようなものだ。頤和園東岳廟しか行ってないけれど、もう一箇所くらいまわっても良かったくらいだ。
ところで、春節にも帰国しない日本人留学生は比較的多かったように思う。韓国も台湾も中国同様旧正月を新年としているせいだろう、アジア系の学生で大学に残っているのは日本人ばかり、という感じだった。帰国する日本人がいないわけじゃなくて、帰国しない学生のなかで日本人が占める割合が高いように思えたということ。
アジアの国家で、日本と同様に新年を元旦としているところってどこなんだろうか。