読売オンラインが

見られなくなった。朝は平気だったのだが、図書館に行ってから夕方部屋に帰ってきたらもう見られない。これも規制の一環としか考えられない。もっとも、プロキシを通せば見られるのでまだたいしたことはない。今までプロキシ使っても見られなかったのは、チベット関係と台湾関係のいくつかだけだ。これも頑張れば方法がありそうだが、おれにはそこまでやる気力が無かった。
ところで、今日唐突に思い出したのだが、おれも以前中国政府を批判するメールをもらってたことがあった。ある日突然知らないやつから送られてきたメールで、最近は知ってる人も多いだろうが、「九評共産党」という文章が送りつけられてきたのだ。それと、関連URLが三つ。いずれもブログに繋がっていて、そこでは共産党批判の文章が、テキストではなく画像としてアップされていた。検閲対策であることは間違いない。ずっと忘れていたので今でも見られるかと思って行ってみたところ、今日の時点でも問題なく見られる。こういうところは笑ってしまうが、現実的に全部の情報をコントロールするのは不可能だといういい証拠だろう。読売よりはよっぽど反中国的だと思うのだが。せっかくだからURLを。あと二つあるけれど、中身は大差なし。
http://icom4u.blogchina.com/index.php?&pageno=2
もっとおかしいのは、今日家庭教師のほうのWJと話したのだが、彼女によればこういうメールは珍しくないらしい。「わたしもしょっちゅう受け取ってる」と言っていた。ネットがこれだけ普及してしまった後では、大陸の報道規制がどれほど厳しくなろうと、香港やアモイ、シンガポールなどのニュースを見れば、日本で見るものと大差のない情報を中国語で読むことができる。中国政府がどれほど規制をしようとも、国内での情報流通は抑えることはできるかもしれないが、海外からの情報に接する機会をゼロにすることはできないと思う。どうしても遮断したいなら海外との接続そのものを絶つというやり方もあることはあるが、いくらなんでもそれを実行する可能性は低いと言っていいはずだ。