「政冷」から「政治氷河期」へ移行したそうですが

北京での暮らしには一点の影響もなく、今日もいつもどおりの日常生活を送った。デモのような比較的大規模な騒ぎが起きたときでも、普通の中国人はしばしば「民衆には関係ない」と言う。彼らの言うことは当たっている。おれも含めて、自分の生活に直接関わる事柄のほうが数段重要なのであり、そして現在はそうした日常にすら影響を及ぼすような大きな騒動が起こっているわけでもなく、平穏そのものだ。
呉儀副首相のドタキャンは、当事者の二国はもとより世界のメディアであれこれと論評を招いているようだけど、かといって北京で再度反日の機運が高まってまたデモが起きるなどということはない。知人の日本人は今東北三省に旅行に行っている。あれだけ日本軍と因縁のある土地でありながら、いささかも問題ないそうだ。
一言で言えば、北京は平和だ。メディアの騒ぎを眺めていても馬鹿馬鹿しささえ感じてしまう。